英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
 あらすじを聞いてみれば、たしかにわたしと被る部分もある。

「でも、やっぱり偶然では……」
「どうかな。それはそうとして、王都にいる令嬢たちの数名が、母上を通して茶会の招待状をよこした。演劇を見て感化され、君に憧れてやまないのでぜひ会いたいと」
「ええっ!? そんな馬鹿な」

 布団を跳ね飛ばす勢いで大声を出してしまった。
 だってわたしに憧れているだなんて、さすがに信じられない。勘違いにほかならないし、勝手にイメージを作られていると思うと恐ろしすぎる。

 けれど王都の女性たちとは会ってみたいし、お茶会に参加できるのは魅力的だ。閉じた世界は平和で楽ちんだが、わたしだって同年代の女友達が欲しい……。
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