【書籍化】幼馴染のエリート外交官にカラダから堕とされそうです
小学校低学年の頃は下校が近づくたびに、心で何度もため息を吐いて事務的な家政婦しかいない家に帰る、心の準備をしていた。
そんな俺に声をかけて来たのは、その年はじめてクラスが同じになった、今では長年の親友――木下柊だった。
「え? 奏一、帰ってもお手伝いさんしかいないのか? ってか、お手伝いさんて、なんだ? ……まあ、いいや。暇ならみんなでサッカーしようよ! 奏一、勉強もスポーツも得意だよな!」
人懐っこい柊はちょっとひょうきんなところがあるが、周囲をよく見ていてクラスでも人気者だった。
無愛想と言われどこかクラスメイトから一線を引かれていた俺だが、柊の手に導かれようやく入っていけた。
今思えば馬が合ったのだろう。俺たちは、時間さえあれば一緒に過ごすようになり、気づけば放課後の交流も増えていった。
「本当に、遊びに行っていいのか……?」
グラウンドや図書館、様々な場所でともに過ごしたが、自宅に遊びに行くのはしばらくしてからだった。
この頃は気づかなかったが、家に帰ってもつまらないと言った俺を、柊なりに気に掛けてくれていたのだろう。
そんな俺に声をかけて来たのは、その年はじめてクラスが同じになった、今では長年の親友――木下柊だった。
「え? 奏一、帰ってもお手伝いさんしかいないのか? ってか、お手伝いさんて、なんだ? ……まあ、いいや。暇ならみんなでサッカーしようよ! 奏一、勉強もスポーツも得意だよな!」
人懐っこい柊はちょっとひょうきんなところがあるが、周囲をよく見ていてクラスでも人気者だった。
無愛想と言われどこかクラスメイトから一線を引かれていた俺だが、柊の手に導かれようやく入っていけた。
今思えば馬が合ったのだろう。俺たちは、時間さえあれば一緒に過ごすようになり、気づけば放課後の交流も増えていった。
「本当に、遊びに行っていいのか……?」
グラウンドや図書館、様々な場所でともに過ごしたが、自宅に遊びに行くのはしばらくしてからだった。
この頃は気づかなかったが、家に帰ってもつまらないと言った俺を、柊なりに気に掛けてくれていたのだろう。