忌み子の私に白馬の王子様は現れませんでしたが、代わりに無法者は攫いにきました。

1話 邂逅

 これは私が処刑台の上で幸せになるお話だ。
 だから物語であれば、きっと最後の一文は「めでたしめでたし」で締めくくられることになるだろう。…………首をじゃないからね?
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