【一般公開開始】子犬系男子の距離感がバグりすぎてて困ってます!
「樋口先輩は確かにクソ頭いいけど、教え方がいちいちトゲあるし。


いや、教えてもらったことは感謝してるんすけど!


渡瀬先輩は生徒会の仕事いつも忙しそうな感じで、


俺なんかが教えてもらうのはちょっと…と思うところあって。


だから俺昼仲先輩がいいです!


自分はいなくても…みたいなこと次言ったら俺許しませんからね!」


日照くんの言葉に深く心臓がギュッと抱きしめられてるみたいに、熱く痛くなる。


日照くんは、きっと、気づいてる。


みんなが集まる輪の中に入りたいのに入れない私を気づいて、


一緒にいてくれる、そんな子。


だから分かる。


この子は、私が遠ざかったことを気づいて、追いかけて“待って”って言う、


そんな天と地の差じゃ収まらない差を埋めてくれる子。


「…日照くんって、本当に優しい子だね」


「?」


「私でいいなら、放課後また勉強しよっ」


「!はいっす!あ、ちなみにさっき言ったこれ分かるっすか…?」


「うん、この式の解き方はーー…」


日照くんは、私が踏み込みたかった場所を一緒に踏み込んでくれる、


私にとって頼もしくて太陽みたいに明るい、そんな唯一の可愛い後輩。



ーーー


後日の数学再試験。


「ギリギリ取れたぁ〜!」
「おめでとう!」


※ギリギリ80点取れて合格
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