【一般公開開始】子犬系男子の距離感がバグりすぎてて困ってます!
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翌日のお昼休み。


「あ!いた!昼仲先輩っ!」


「あ…日照くん」


私のいるクラスC組に数学の範囲が分からなかったのか教科書を持って、


「失礼しまーす」と言いながら教室の外から私の席へやって来る日照くんに、思わず私は背筋を伸ばす。


「ここの問題なんすけど、何度やっても分からなくて。もう1回教えて貰えませんか…?」


「……えっと、樋口くんとか渡瀬さんの方がきっと、分かるんじゃないかな…?」


「へ…?」


「ほら、私。教えてる時、曖昧というか、自分でも分かってない部分とかあるし。


だったら、確実に理解している2人の方が日照くんの身になるし良いんじゃないかなーって。


ほら、早く部活復帰しないとだし!」


「……」


日照くんは、目を見開いて驚いたかと思ったら口を閉じた。


日照くんが口を閉じたことで私たちの空気は沈黙が走る。


───自分のこういうところ、嫌いだ。


本当は頼られて嬉しいくせに、目の前に自分よりも有能な人が現れた時、


自分はそっちの方がいいって、自分の考えを勝手に相手の考えだと思って押し付けて、


自分は遠ざかる。


私は、人が近寄って来ないんじゃなくて、人との関わりを自らで離してるんだ。


一緒にいるのが苦しいから、私なんかよりもずっと良い人が周りにいっぱいいるからって、言い訳して逃げてるんだ。


「───何言ってるんすか…?俺、昼仲先輩に勉強教えてほしいっす」


「!」
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