【一般公開開始】子犬系男子の距離感がバグりすぎてて困ってます!
「まぁ、2人とも一般受験組だから、配慮されてるんだろ。生徒会の仕事、意外とブラックだって、この前漆舘に言われたし」


「えぇ!そうなんですか?」


「あくまで漆舘の話だから、生徒会がどんな扱い受けてんのか知らないけど、多分そうだろ。


あいつ裏ありそうだけど全然ない奴だから」


そうなんだ…。


紳士的に見える漆舘先輩って、私のイメージでは「意外と裏があるのでは!?」なんて思ってたから、


夜光先輩がそう言うってことは、そうなんだな…。


すごいな。


「…夜光先輩、やっぱり面倒見いいですよね」


「え?」


「私のこともそうですけど、日照くんとか他のバレー部の皆のことよく見てると思います。


よく見てなきゃ人柄なんてちゃんと分からないから。


しかも、その人のことを100%信じて動いたり話したりしてくれている。


人を心から信じるのって、簡単じゃないと思いますから」


この気持ちが嘘じゃないと思いながら言うと、夜光先輩は微笑むように優しい声で笑った。


「……ははっ、それを言うなら昼仲さんもだよ」


「え…?」


「まだ俺と昼仲さん、ちゃんと関わって1ヶ月くらいしか経ってないじゃん?


けど、昼仲さん、俺のことそこまで見てくれてるなんて、すごいと思う。


俺は俺で、人のこと無意識に怖がらせて近寄って来ない奴の方が多いから、勘違いされたまま終わってさ。


だから、バレー部以外の人で俺のことそう言ってくれるの昼仲さんくらいだから、ちょー嬉しい」


照れながらも、相変わらず日の光に照らされたみたいな爽やかな笑顔で笑う夜光先輩。


……自分みたいな人間は、今まで誰の助けにもならない、居ても居なくても同じ、だと思ってたけど。


『自分はいなくても…みたいなこと次言ったら俺許しませんからね!』


私でも、誰かの心を励ましていたのかな…?


…そうだといいな。
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