【一般公開開始】子犬系男子の距離感がバグりすぎてて困ってます!
橋本さんの想像もしてなかった事実に、思わず目を見開き、口を開いた。


私の反応を代弁するかのように、橋本さんは言葉を続けた。


「そうそう。不思議だよね、噂の本人たちは二年生・三年生で、まだ紗奈たちが進級して二か月ちょっとしか経っていない6月中旬だってのに。


……富谷先輩と彩ちんが付き合ってるっていうのは全学年共通認識みたいだから、入学してすぐ知ったみたいだけど。


あの樋口と渡瀬さんの恋仲とか、誤情報らしい夜光先輩と昼仲ちゃんの恋仲については、


二年生・三年生経由じゃないと分からないはずなんだけどな」


「………つまり、一年生の勘違いから生まれた噂って言うのが妥当じゃない?」


「!怜美!」


う~ん…と唸って首を傾げていた橋本さんの後ろから、ずっと私たちとは外れたところから聞いていた古谷さんが目の前に現れた。


小桜さんは思わずなのか明るくて活発な声を古谷さんの方に振り向いて、彼女の名前を呼んだ。


橋本さんは古谷さんの登場で少し嫌がりながらも、彼女の言葉に納得したのか、同調する言葉を発する。


「確かにそれなら納得いくかも!一年生たち、誰と誰が付き合ってるとか、


いい感じとか分かってないだろうし、誤情報が拡散するのも納得かも!(失礼)」


橋本さんの後付けした言葉に納得したような空気を放った古谷さんは、目線を斜め上にあげて考え込む姿を見せた。


「後は、それを流したのは誰かってことくらいだね。その推測が正しいなら、流す奴はおそらく2つのパターンに分かれると思う」


「2つのパターン?」
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