子犬系男子の距離感がバグりすぎてて困ってます!
そして、困惑でヒートアップしていた私に構わずに、日照くんは口を開いた。


「昼仲先輩、助けてください!!!」


「え、あ、え?どうしたの?」


「俺今回の数学のテスト平均点以上取らなきゃいけなくて。


でも、俺、赤点ギリギリ回避だったから、


次の大会出られない可能性高い上に、レギュラー外されるかもで…!!」


「えぇ…!?」


日照くんの言う『運動部(バレー部)のルール』の事実に思わず目を見開く。


運動部ってそんな厳しいの!?


………というか、日照くんも夜光先輩も廊下走ってるなんて、


風紀委員として注意すべきでは……?(律儀)


日照くんを置いて脳内で自問自答をしていた時、


教室の後ろ扉がババン!と強い音が鳴り響き開いた。


さっきよりも大きく荒々しい音に思わず肩を震え立たし、


その入って来た人物に視線を向ける前に、日照くんと私のいる席へとやって来た。


その人物というのが……


「日照――――――!!!!」


夜光先輩だった。


「んぎゃ!?本人登場早すぎませんか!!!!!?」


日照くんは今一番会いたくない人物だったのか、私よりも肩を震え上げ、目を大きく見開いていた。


「そっちの担任に聞いたぞ、赤点ギリギリだったって!!!」


「そんな大声で言います!!!!?」


「部活の後にいつも言ったよな!?『部活集中するのはいいけど、勉強を怠るな』って!!」


夜光先輩の荒れた大声が教室や廊下に響き渡る。


その声が耳に届いたのか、他クラスの生徒はC組に群がって来た。


ま、まずい!


教室だけじゃなく、ギャラリーにも人が集まってきてる!!
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