クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
我がアパレルブランド『プレミアム・ブロッサム』通称『プレブロ』には、老若男女問わずさまざまな顧客が訪れる。
その中で、オフィススタイルも提供できると顧客に訴求するためにも、私はこのスタイルを貫いている。我が店舗で私以外にこんな恰好をするのは、智田SVくらいだから。
髪型やメイクもオフィスカジュアルを意識し、髪は常に肩までの長さでハーフアップかひとつくくりに。メイクも必要最小限のみで、すっきりと。
そんな戦略イメージも相まって、『クールなかっこいい系のおひとり様』と彼女は言ったのだろう。
だが実際、他人に心の内を見せるのが苦手な私はそういう人種として生きたから、あながち間違いでもない。
(本当は私も、真霜みたいな愛されキャラになりたかったんだよね)
そうであれば、真霜と結木くんのような恋ができたのかもしれない。ふと思ったが、心の内を見せるのが苦手な私にそんな恋ができるわけない。
再び苦笑いをこぼしていると、元気な声がスタッフルームに飛び込んできた。
「店長、おはようございます!」
続々と、今日のスタッフがやってくる。もうすぐ、スタッフたちの始業時間だ。
その中で、オフィススタイルも提供できると顧客に訴求するためにも、私はこのスタイルを貫いている。我が店舗で私以外にこんな恰好をするのは、智田SVくらいだから。
髪型やメイクもオフィスカジュアルを意識し、髪は常に肩までの長さでハーフアップかひとつくくりに。メイクも必要最小限のみで、すっきりと。
そんな戦略イメージも相まって、『クールなかっこいい系のおひとり様』と彼女は言ったのだろう。
だが実際、他人に心の内を見せるのが苦手な私はそういう人種として生きたから、あながち間違いでもない。
(本当は私も、真霜みたいな愛されキャラになりたかったんだよね)
そうであれば、真霜と結木くんのような恋ができたのかもしれない。ふと思ったが、心の内を見せるのが苦手な私にそんな恋ができるわけない。
再び苦笑いをこぼしていると、元気な声がスタッフルームに飛び込んできた。
「店長、おはようございます!」
続々と、今日のスタッフがやってくる。もうすぐ、スタッフたちの始業時間だ。