クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
慌てて彼の手を引く。すると彼は頬を染め、私を振り向いた。
「すまない、ありがとう」
「いえ、かわいいです。好きが増えます」
私がそう言うと、彼は幸せそうに口角を和らげた。
「俺はおかしいのかもしれない。里咲に『かわいい』と言われるたびに、かっこいいと言われている気がするんだ」
そんな彼に、ついくすくすと笑みがもれてしまう。
「正解です。かっこよくて、かわいいから好きなんです」
ありのままの気持ちを言葉にしても、彼はそばにいてくれる。そんな安心感があるから、気持ちを言葉にするのも彼の前なら怖くない。
幸せは、ありのままの自分にあったんだ。沈みゆく夕日を見ながら、なんとなくそう思う。
「今日は俺の家に来るか?」
「はい。夕飯はSOUTH RIVERに行きましょうか」
「ああ」
こんな毎日が日常であることが、最高に幸せだ。
彼と出会えた奇跡を胸に刻むように、私は彼の手をきゅっと握り返した。
【終】
「すまない、ありがとう」
「いえ、かわいいです。好きが増えます」
私がそう言うと、彼は幸せそうに口角を和らげた。
「俺はおかしいのかもしれない。里咲に『かわいい』と言われるたびに、かっこいいと言われている気がするんだ」
そんな彼に、ついくすくすと笑みがもれてしまう。
「正解です。かっこよくて、かわいいから好きなんです」
ありのままの気持ちを言葉にしても、彼はそばにいてくれる。そんな安心感があるから、気持ちを言葉にするのも彼の前なら怖くない。
幸せは、ありのままの自分にあったんだ。沈みゆく夕日を見ながら、なんとなくそう思う。
「今日は俺の家に来るか?」
「はい。夕飯はSOUTH RIVERに行きましょうか」
「ああ」
こんな毎日が日常であることが、最高に幸せだ。
彼と出会えた奇跡を胸に刻むように、私は彼の手をきゅっと握り返した。
【終】


