クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
(恋愛に向かないんだよね、きっと)
気持ちが暗くなりそうになり、慌てて笑顔を彼女に向ける。するとその時、スタッフルームの扉がノックされた。
「荷受け、お願いしまーす」
毎朝恒例のはきはきとした爽やかな声とともに、がちゃりと扉が開く。結木廉士くんだ。
彼は私たちにとって、朝の顔。彼はこの店舗への、商品の配送担当なのだ。運送業者の制服である水色と白のストライプのTシャツの下に、筋肉質な腕が見えている。
「おはよう、結木くん」
いつものようにそう声をかけ、真霜を見る。
彼女は頬を赤らめていた。彼は、真霜の恋人でもあるのだ。
「荷受け、行ってきます」
真霜は私にそう言って、彼のもとへ駆け寄る。ふたりはちょっとだけはにかみ合いながら、届いた商品のチェックをしにバックヤードへ行ってしまった。
なんて微笑ましいカップルだろう。なぜだか分からないが、彼らの様子を見ているとこちらまでむず痒くなる。
純粋に想い合う彼らには、いつまでも幸せでいてほしい。そう願ってしまうのは、老婆心なのだろうか。
気持ちが暗くなりそうになり、慌てて笑顔を彼女に向ける。するとその時、スタッフルームの扉がノックされた。
「荷受け、お願いしまーす」
毎朝恒例のはきはきとした爽やかな声とともに、がちゃりと扉が開く。結木廉士くんだ。
彼は私たちにとって、朝の顔。彼はこの店舗への、商品の配送担当なのだ。運送業者の制服である水色と白のストライプのTシャツの下に、筋肉質な腕が見えている。
「おはよう、結木くん」
いつものようにそう声をかけ、真霜を見る。
彼女は頬を赤らめていた。彼は、真霜の恋人でもあるのだ。
「荷受け、行ってきます」
真霜は私にそう言って、彼のもとへ駆け寄る。ふたりはちょっとだけはにかみ合いながら、届いた商品のチェックをしにバックヤードへ行ってしまった。
なんて微笑ましいカップルだろう。なぜだか分からないが、彼らの様子を見ているとこちらまでむず痒くなる。
純粋に想い合う彼らには、いつまでも幸せでいてほしい。そう願ってしまうのは、老婆心なのだろうか。