Pandora❄firstlove



黙るしかなかった。




「合理的な考えだな………」




「俺はその信念に基づいて動いてると言っているだろ?」




「じゃあ、俺はそうだな………」




何回待っていたとしても、答えが出ない。




「ごめんだな………少し話さしてアドバイスをくれないか?」




「正論を引き出す整理はしてやる」




全て包み隠さず、話してみせた。




林檎先生の事も、倒れた事も。




すべてを話し終えた時に、先生は言った。




「生徒と恋愛がしたいのか?それとも、生徒を応援したいのか?」




核心を突かれてしまった。





そう俺はそこを悩んでいた気がして、すっと堂々巡りをしていた気がする。




「俺は……、彼女の支えになりたいと思う」





「それはどうして?」




「弱いものを守りたいと思うのとーーー」




ーーーあの日の俺へのリベンジだからーー。




その言葉を口にした瞬間、先生の書く指が止まる。




この違和感を俺は何処かで知っている。




そうだあの時だ、前回のカウンセリングで先生は守秘義務だと口にしたあの日。



どうしたのだろうと、首を傾げていたらーーー瞬時に冷静な笑顔を作ったこと。




それはこれ以上触れられたくないという気持ちからなのだろうか………。




だとしたら、何がーーー。



ーーー私ね、先生と同じカウンセリングの先生と一緒なんだよーーーー。


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