からかわないでよ、千景くん。
その日を境に、なずなのことが気になって仕方なかった。
俺にいちいち反応する彼女が、可愛くて。
どうにかなりそうだった。
そして、運命みたいに―― 2年でも、同じクラスになった。
しかも、席替えして隣の席。
ねえ、なずな。
俺はずっと、なずなの隣にならないかなって思ってたんだよ。
でも、なずなはあんまり嬉しそうじゃないね?
「からかわないでよ、千景くん」
その言葉は、まるで宣戦布告。
でも、そんなふうに言うなずなが、また可愛くて。
この隣の席になったチャンス。
絶対に逃したくなかった。