からかわないでよ、千景くん。

*

*

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「俺のこと、好き?」



唇を重ねながら、問いかける。
なずなの呼吸は浅くて、答えなんて出せる状態じゃない。

それでも、聞きたくなる。なずなの気持ちを、ちゃんと知りたくて。



「ねぇ、なずな。ちゃんと答えて」



――答える暇なんて、与えてないのは俺だ。

でも、止まれなかった。

なずなの表情が、声が、全部俺を引き寄せる。



「口、開けて」



とろんとした目で、小さい口を開くなずな。
その仕草が、たまらなく可愛い。



「いい子。そのまま、口開けてて」



俺の言葉に、素直に従うなずな。
その姿に、胸の奥がじんわり熱くなる。


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