That's not such a big deal, is it?



 改めてこの部屋を見ると、全体的に木製であることが分かった。

 それだからか、どこか温かみを感じる。

 部屋の中も充実していて殺風景ではないから、過ごしやすそうだな。

 ここら辺で部屋の確認は終わろうかな。

 どうせ、またここで異色と相談するために戻ってくるだろうから。

 …そう言えば、異色はどこ行ったんだ?学校内を探索するときから見かけていないような__


 「…え?もしかして、置いてきちゃった?」


 そう、思わず声に出して、やっと現状を理解する。

 異色を体育館に置いていった、そうとしか考えられない。

 ゲームマスターの説明を聞いているときはたしかに自分の近くにいたのだ。

 まぁ、いいか。別に異色がいなくたって多分何も変わらないはずだ。

 気にしないようにしよう。


 「…春風さーん?調子はどう?」


 不意に、コンコンとドアがノックされた音がしたと思えば、そう声が聞こえてきた。

 声の主は桃瀬だろうか。


 「今、終わったところだよ」


 春風は扉を開けて、答える。


 「タイミング、丁度だね」


 「そうだね。次どこ行く?まだ、少し位時間ありそうだし。普段入れて、尚且つまだ確認していないのって理科室くらいだよね?」


 「そうだと思う。じゃあ、行こうか」


 桃瀬に同意の意味として相槌を打つと、春風と桃瀬は理科室がある方向へと向かった。

 理科室は何か変わっているのだろうか。

 もしかしたら、理科室のある薬品で殺害とか__流石に有り得ないか。


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