家族になった来栖くんと。
でも須和くんの嘘はそのなかでも一際やさしかったから。
ぷつんって、なにかが、ほどけた。
「白山ちゃんが嫌なら、俺チャラいのやめる。まあチャラいつもりはないんだけどさ。いつだってみんなにフレンドリーで居たいわけ。でも……白山ちゃんひとりに絞ること、俺は喜んでできるよ」
「…もう……」
「ん…?」
「…うそ…ばっかりっ、やだあ……っ」
「…ごめん。だって白山ちゃん、素直で健気で可愛いんだもん。だから俺みたいになるってより…、俺に染まっちゃえばいいと思うんだけど。……どう?」
やさしく撫でながら抱きしめ続けてくれた須和くんの腕のなか。
私は大泣きしたあと。
緊張と理解と雰囲気に耐えられなくなった挙げ句、まさかの気を失ったらしいのです。
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