家族になった来栖くんと。
元カレと同居してるとか最悪だよ白山ちゃん。
それにこの元カレ、どう考えてもまだ未練タラタラっぽいし。
俺も遠慮なく行かないと手遅れになる可能性は十分にある。
「ちなみに手はつないだ?」
「…………」
「ハグは?」
「…………」
言っとくけど俺は半年未満の付き合いなんか「付き合う」にカウントしない主義だから。
さすがに3ヶ月とか言わないだろ?
そんなのはただの友達って言うんだよ。
「キスは?」
「…………」
「…それ以上は?」
「…………」
ピクリと眉が寄ったため、答え合わせは完了だ。
手を繋ぐとハグなんか許容範囲。
………の、はずだったけど。
それさえ腹立たしく思えてしまった俺は、わりと自分が思っている以上にめんどくさい男な気がする。
「やっていいならいつでもできるけど。…今日にでも」
「…あっそう。すでに別れてる元カレなんざに負ける気しないから、俺」
白山ちゃん。
月より太陽のほうが、絶対ずっと温かいし笑えると思うんだよなあ。
あと俺は苦しませて泣かせるような嘘だけは絶対につかないって、約束できるよ。