家族になった来栖くんと。




元カレと同居してるとか最悪だよ白山ちゃん。


それにこの元カレ、どう考えてもまだ未練タラタラっぽいし。

俺も遠慮なく行かないと手遅れになる可能性は十分にある。



「ちなみに手はつないだ?」


「…………」


「ハグは?」


「…………」



言っとくけど俺は半年未満の付き合いなんか「付き合う」にカウントしない主義だから。


さすがに3ヶ月とか言わないだろ?

そんなのはただの友達って言うんだよ。



「キスは?」


「…………」


「…それ以上は?」


「…………」



ピクリと眉が寄ったため、答え合わせは完了だ。


手を繋ぐとハグなんか許容範囲。
………の、はずだったけど。

それさえ腹立たしく思えてしまった俺は、わりと自分が思っている以上にめんどくさい男な気がする。



「やっていいならいつでもできるけど。…今日にでも」


「…あっそう。すでに別れてる元カレなんざに負ける気しないから、俺」



白山ちゃん。

月より太陽のほうが、絶対ずっと温かいし笑えると思うんだよなあ。


あと俺は苦しませて泣かせるような嘘だけは絶対につかないって、約束できるよ。



< 122 / 337 >

この作品をシェア

pagetop