イケメンドクターは癒されたい!!〜まさかの推しは家事代行の中野さん〜

「すみません!急患で…あっ、いや、仕事の電話が入ったので出かけます、これスペアキーなので時間になったらそのまま帰ってもらって構いませんので」

「え!でも…」

「急ぐんで…鍵はまた返してもらえばいいので」

「信用してくれるんですか?」

慶悟は軽く笑った。

中野さんは手袋をして雑巾でトイレを磨いてくれていて、サボっていた訳でもなく、急にトイレを開けても一生懸命拭いている姿が慶悟には見えたのだ。


トイレ掃除とお風呂掃除を終わらせた美麗は手袋を外して廊下に置いてあったスペアキーを手に持った。

初めて会ったのに鍵を渡すなんて…少しは信用してくれたのかしら…

機嫌が悪いと思っていたけど最後は笑ってくれてた。

「何か…かっこよかった…」

美麗はそう呟くと頬が赤くなるのを感じた。

「ギャップ?よね?」

美麗は時計を見るとまだ時間があったのでキッチンを見て玄関の物が置けるかキョロキョロしていた。
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