さくらびと。 恋 番外編(3)









「有澤先生が蕾ちゃんのこと褒めてたわよ。『彼女は仕事が早い』って」









蕾の、マウスを動かしていた指が一瞬止まる。






平静を装いながら「そうなんですか」と答えたが、胸の奥がじんわりと暖かくなる。





「(有澤先生が……そんなふうに思ってくれているなんて)」









嬉しさと同時に責任を感じる。看護師として期待されているなら応えなければと強く思った。










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