さくらびと。 恋 番外編(3)




「桜井さん。」






呼び止められて振り返ると、有澤先生が立っていた。





白衣のポケットに手を入れたまま、どこか疲れた表情をしている。









「有澤先生……?」






蕾の心臓が早鐘を打つ。









ちょうど会いたかった人に会えた嬉しさと同時に、異動の噂を聞いていた分だけ複雑な気持ちが入り混じる。











「お疲れさま。ちょっといい?」








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