継母に無能と罵られてきた伯爵令嬢ですが、可愛い弟のために政略結婚をいたします
「私は、亡きレドモンド卿に誓ったんだ。ヴェルヘルミーナを誰よりも幸せな花嫁にすると。そうしたら、難しい顔をして『お前に娘はやらないからな』といった後、笑いながら『ウェディングドレス姿を見たかった。きっと世界一可愛いだろう。よろしく頼む』といってくださった」
お父様が亡くなられる前、面会一つ許されなかった。
一目だけでもと願っても叶わず、私はお父様に見捨てられたのだと思っていた。
だけど、違ったみたい。
涙が止め処なく溢れた。
「お父様の、口から聞きたかった、です」
「……うん。そうだね」
「お父様、お父様……」
まるで幼い少女に戻ったように、私は声をあげて泣き出した。それを止めることなく、ヴィンセント様は私を抱き締め、髪を撫で、背中をさすって側に居続けてくれた。
しゃくりあげながらも、ヴィンセント様の腕の中で少しずつ落ち着きを取り戻した。そうなると今度は、次第に恥ずかしさで体が熱くなってしまった。
想像もしていなかったお父様の話を聞いて、子どものように泣きわめいてしまった。それが恥ずかしくてたまらない。
お父様が亡くなられる前、面会一つ許されなかった。
一目だけでもと願っても叶わず、私はお父様に見捨てられたのだと思っていた。
だけど、違ったみたい。
涙が止め処なく溢れた。
「お父様の、口から聞きたかった、です」
「……うん。そうだね」
「お父様、お父様……」
まるで幼い少女に戻ったように、私は声をあげて泣き出した。それを止めることなく、ヴィンセント様は私を抱き締め、髪を撫で、背中をさすって側に居続けてくれた。
しゃくりあげながらも、ヴィンセント様の腕の中で少しずつ落ち着きを取り戻した。そうなると今度は、次第に恥ずかしさで体が熱くなってしまった。
想像もしていなかったお父様の話を聞いて、子どものように泣きわめいてしまった。それが恥ずかしくてたまらない。