これは形だけの結婚ですので!~剛腕パイロットは初恋のカタブツ妻を容赦なく溺愛する~【愛され最強ヒロインシリーズ】
足が速いことに気づかれて、なかば無理やり即席の陸上部員としてインターハイの四×一〇〇メートルリレーに出場したら、ぶっつけ本番だったにもかかわらず部員より速いタイムを叩(たた)き出したという武勇伝がある。
その頃からよく食べる。
キャビンアテンダントになってからも、機内での食事が足りないくらいだ。
あまり太らない体質なのか、仕事がハードだからなのか体重は変わらないため、仲間内で食事に行くと驚かれることが多い。
「私が大食いだとなんで知ってるんですか? もしかして、それも有名?」
「違う違う。さっき持ってた……」
「あっ」
大盛の弁当を持っていたからだ。
「そんな細かいところまで見ないでくださいよ」
「ちょっとした違和感を見逃さないのは、パイロットに必要な資質だろ?」
「フライト中だけにしてください」
真顔で返すと、彼は頬を緩めた。
「好きなものを食べればいいじゃないか」
「少しは猫被らないと」
「なんで?モテたいから?」
――ゴホッ。
その頃からよく食べる。
キャビンアテンダントになってからも、機内での食事が足りないくらいだ。
あまり太らない体質なのか、仕事がハードだからなのか体重は変わらないため、仲間内で食事に行くと驚かれることが多い。
「私が大食いだとなんで知ってるんですか? もしかして、それも有名?」
「違う違う。さっき持ってた……」
「あっ」
大盛の弁当を持っていたからだ。
「そんな細かいところまで見ないでくださいよ」
「ちょっとした違和感を見逃さないのは、パイロットに必要な資質だろ?」
「フライト中だけにしてください」
真顔で返すと、彼は頬を緩めた。
「好きなものを食べればいいじゃないか」
「少しは猫被らないと」
「なんで?モテたいから?」
――ゴホッ。