Moon Venus
メリザに起こされて、起きたが、低血圧のため起き上がるのは少し経ってからだ
った
「今日は、陛下がシオン様にお話しを聞きたいと申しましたが、体調はどうです
か?」
「……眠い…………どこっ…あぁ…うん、夢じゃなかったのか」
目が覚めた時、元の世界に戻っていることを願って眠りについたが、それは叶わ
ぬ願いだったらしい
「湯船をご用意しましたが、どうなさいますか?」
「…ん、入る」
メリザの後をトコトコついて歩く
「…メリザ、一人で入れるから」
手伝うと、先に言われる前に自分から言うと
「具合が悪くなったらすぐにお呼びくださいね?」
念には念を、と言葉を残してメリザはバスルームを出た
お風呂からは、ほどよい香りの薔薇の匂いがした
広すぎるバスルームに思わず泳ぎたくなったが…、おとなしくすることにした
った
「今日は、陛下がシオン様にお話しを聞きたいと申しましたが、体調はどうです
か?」
「……眠い…………どこっ…あぁ…うん、夢じゃなかったのか」
目が覚めた時、元の世界に戻っていることを願って眠りについたが、それは叶わ
ぬ願いだったらしい
「湯船をご用意しましたが、どうなさいますか?」
「…ん、入る」
メリザの後をトコトコついて歩く
「…メリザ、一人で入れるから」
手伝うと、先に言われる前に自分から言うと
「具合が悪くなったらすぐにお呼びくださいね?」
念には念を、と言葉を残してメリザはバスルームを出た
お風呂からは、ほどよい香りの薔薇の匂いがした
広すぎるバスルームに思わず泳ぎたくなったが…、おとなしくすることにした