恋は、苦くて甘い
しばらく沈黙の時間が続いた。

私の心の中は、いっぱいいっぱいで何も考えられない。

でも、1つだけ言えることがある。

「ごめん、私さっき嘘ついた。」

「え?」




「やっぱり、海翔のこと好き」




新平は何を思ったのか、下を向いた。

「そうか、そうだよな、やっぱりそうだったんだな。
 実はな、俺、海翔と美咲が仲良くしてるの見て、すごい嫉妬してたんだ。」

「なんで?」

「だってさ、美咲かわいいじゃん。」

「い、いやいや、そんなことないよ。私、勉強と部活しか取り柄がない(みにく)い女だもん。」

「それがいいんだよ。部活とか、勉強とか精一杯頑張ってる姿見るの、俺は好き。」

「ちょっと嬉しいかも...へへ」

「じゃあ、俺はこっちだから。あっ、明日からさ、話さないとかなしね。友達ね。」

「はいはい。じゃあ、また明日。」

「ばいばーい」「じゃあね」


一人になったあと、しばらく歩くと目の前に立ちふさがった人がいた。
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