Semisweet.
「瑞野から見てもやばいと思う?」
「やばいだろ。菜穂は洗脳され過ぎ。仕事頑張っている彼女に向かって、俺を優先できないなら婚約破棄でって結婚式直前で言う頭おかしい男居ないだろ。」
「あれもね…結構面倒な揉め方だったけど、でも本当に結婚しなくても良かったと思ったりもしてる。かなりショックだったけど。」
「本当そうじゃん。てか男見る目ね~~~。」
「分かってるから言わないでよ…。」
本当ぐうの音も出ない。
こんな男の為に数年無駄にしたと思うと本当に悔しい気持ちでいっぱいだったが、こればかりはもう今更後悔しても仕方ない事だ。
そんな気まずい気持ちで頬杖を付いて窓の外を眺めていると、店員がチーズケーキをテーブルに運んできた。
本当に何も乗ってないシンプルなチーズケーキ。
こういう甘さ控えめなあっさり食べられそうなチーズケーキが好きだ。
小さなフォークを手に持って少し倒して一口サイズに切って口に運んでいく。
「もう私は変な男には騙されない。」
「俺で最後にしたらいいじゃん。」
「本当最近のあんた意味わかんない。そう言うの軽率に言ってこないでよ。」
「軽率じゃねぇんだけど。」
思わずチーズケーキに付けていた手が止まった。
本当に困る、そんなの私の事好きって言ってるもんじゃ…。
瑞野の方を見るとこちらを真っ直ぐに見つめていてバッと視線を逸らした。
今は恋愛に前向きになんてなれないし、もう男なんていいって思っていたところだったのに…。
「…ごめん。困る。」
困るって返事の仕方をしてしまう事も心苦しいけど、でもここで少しでも脈アリかもなんて思わせて傷つけたくも無い。
瑞野との時間を良いかもと思ったこともあったけど、それでも私はやっぱりこの手は取れない。
「…もし私の事を好きだと思ってくれているなら、私もう今の関係でいられない。」
「勝手に振んなよ、正式な告白はまだだろうが。」
そう言いながら額をピンッと弾かれて思わず両手で抑える。
確かにまだ告白されたわけでは無いけど。
瑞野は少し笑って「年内まで、だろ。俺達が今後どうするか決めるのは。」私の頭を優しく撫でている。
確かに年内までってそんな話あったけど。
「やばいだろ。菜穂は洗脳され過ぎ。仕事頑張っている彼女に向かって、俺を優先できないなら婚約破棄でって結婚式直前で言う頭おかしい男居ないだろ。」
「あれもね…結構面倒な揉め方だったけど、でも本当に結婚しなくても良かったと思ったりもしてる。かなりショックだったけど。」
「本当そうじゃん。てか男見る目ね~~~。」
「分かってるから言わないでよ…。」
本当ぐうの音も出ない。
こんな男の為に数年無駄にしたと思うと本当に悔しい気持ちでいっぱいだったが、こればかりはもう今更後悔しても仕方ない事だ。
そんな気まずい気持ちで頬杖を付いて窓の外を眺めていると、店員がチーズケーキをテーブルに運んできた。
本当に何も乗ってないシンプルなチーズケーキ。
こういう甘さ控えめなあっさり食べられそうなチーズケーキが好きだ。
小さなフォークを手に持って少し倒して一口サイズに切って口に運んでいく。
「もう私は変な男には騙されない。」
「俺で最後にしたらいいじゃん。」
「本当最近のあんた意味わかんない。そう言うの軽率に言ってこないでよ。」
「軽率じゃねぇんだけど。」
思わずチーズケーキに付けていた手が止まった。
本当に困る、そんなの私の事好きって言ってるもんじゃ…。
瑞野の方を見るとこちらを真っ直ぐに見つめていてバッと視線を逸らした。
今は恋愛に前向きになんてなれないし、もう男なんていいって思っていたところだったのに…。
「…ごめん。困る。」
困るって返事の仕方をしてしまう事も心苦しいけど、でもここで少しでも脈アリかもなんて思わせて傷つけたくも無い。
瑞野との時間を良いかもと思ったこともあったけど、それでも私はやっぱりこの手は取れない。
「…もし私の事を好きだと思ってくれているなら、私もう今の関係でいられない。」
「勝手に振んなよ、正式な告白はまだだろうが。」
そう言いながら額をピンッと弾かれて思わず両手で抑える。
確かにまだ告白されたわけでは無いけど。
瑞野は少し笑って「年内まで、だろ。俺達が今後どうするか決めるのは。」私の頭を優しく撫でている。
確かに年内までってそんな話あったけど。