Semisweet.
「今日、マジで何があったの?」
「…元カレに会ってきた。」
「は?一緒に行こって言ったじゃん。」
「だって、私今日から瑞野と距離置く気だったから!」
もうそれも私が無理だと気付いて、やめた。
どうせ私が瑞野を求めてしまう事ももう理解出来ている。
それでも恋だの愛だのに踏み込むのが怖いだけで、同期としての瑞野まで嫌いになったわけじゃない。
「…もう、そんなこと考えてない。瑞野が居ないのは…、私も嫌だから…。」
「…もっかい言ってくんね?」
「聞こえてたでしょ。」
「聞こえてない。瑞野が居ないのは、からもっかい。」
「聞こえてるじゃん!」
この男は本当にどうしようもない男だ。
悪戯心にあふれた笑みを零して、その笑顔が少し幼くて子供みたいなのだ。
でも、そんな瑞野を嫌だなんて微塵も思っていなくて、思わず笑みを零してしまう。
そんな瑞野のペースに崩されるのが嫌じゃなくて、むしろ…。
「でも、やっぱ元カレの事は私が決着付けないといけないと思ったの。このままじゃいけないって。そしたら、縒り戻そって言われたの。酷い言葉を吐いて別れたくせに。」
「酷いって…、別れた理由、価値観の不一致しか聞いてないけど。仕事辞める辞めないみたいな。」
「大元はそれ。やめたくないって言ったら別れるって言われて受け入れたら、お前みたいな可愛くない女いらないとか酷い言葉吐かれて別れたんだ。でも、本当可愛くないと思うし、良いんだけど。」
そう少し笑って言うと、瑞野の表情は怒っている様な気がした。
それから小さな声で「何言ってんだよ。可愛いだろ。」と怒りの声を滲ませながら言っているのが耳に届いてきた。
そんな言葉に少し照れ臭さと恥ずかしさと驚きの感情が湧いてくる。
「瑞野?」
「こんな何事にも一生懸命で努力家で、たまにへまやるのも、誰かの為に一生懸命になれるのも、時々弱い所見せてくるのも全部可愛いよ。誰よりもかわいい。」
「ちょっと、酔ってんの?」
「素面ですけど。」
最早酔っていてほしかったレベルで恥ずかしい。
こんなに面と向かって可愛いだなんて言われたことが無いから、本気で照れてしまうし、その場合偽る事なんて出来ない。
瑞野のアピールが私には苦しくて仕方ない。
「…元カレに会ってきた。」
「は?一緒に行こって言ったじゃん。」
「だって、私今日から瑞野と距離置く気だったから!」
もうそれも私が無理だと気付いて、やめた。
どうせ私が瑞野を求めてしまう事ももう理解出来ている。
それでも恋だの愛だのに踏み込むのが怖いだけで、同期としての瑞野まで嫌いになったわけじゃない。
「…もう、そんなこと考えてない。瑞野が居ないのは…、私も嫌だから…。」
「…もっかい言ってくんね?」
「聞こえてたでしょ。」
「聞こえてない。瑞野が居ないのは、からもっかい。」
「聞こえてるじゃん!」
この男は本当にどうしようもない男だ。
悪戯心にあふれた笑みを零して、その笑顔が少し幼くて子供みたいなのだ。
でも、そんな瑞野を嫌だなんて微塵も思っていなくて、思わず笑みを零してしまう。
そんな瑞野のペースに崩されるのが嫌じゃなくて、むしろ…。
「でも、やっぱ元カレの事は私が決着付けないといけないと思ったの。このままじゃいけないって。そしたら、縒り戻そって言われたの。酷い言葉を吐いて別れたくせに。」
「酷いって…、別れた理由、価値観の不一致しか聞いてないけど。仕事辞める辞めないみたいな。」
「大元はそれ。やめたくないって言ったら別れるって言われて受け入れたら、お前みたいな可愛くない女いらないとか酷い言葉吐かれて別れたんだ。でも、本当可愛くないと思うし、良いんだけど。」
そう少し笑って言うと、瑞野の表情は怒っている様な気がした。
それから小さな声で「何言ってんだよ。可愛いだろ。」と怒りの声を滲ませながら言っているのが耳に届いてきた。
そんな言葉に少し照れ臭さと恥ずかしさと驚きの感情が湧いてくる。
「瑞野?」
「こんな何事にも一生懸命で努力家で、たまにへまやるのも、誰かの為に一生懸命になれるのも、時々弱い所見せてくるのも全部可愛いよ。誰よりもかわいい。」
「ちょっと、酔ってんの?」
「素面ですけど。」
最早酔っていてほしかったレベルで恥ずかしい。
こんなに面と向かって可愛いだなんて言われたことが無いから、本気で照れてしまうし、その場合偽る事なんて出来ない。
瑞野のアピールが私には苦しくて仕方ない。