双子の悪女の身代わり〜実は私が創世の聖女です〜
シャリレーン王国に到着すると、すれ違う人間が皆私の姿を不思議そうに見ていた。
今日、この国の女王になるアリアドネ・シャリレーンと似ているからだろう。
シャリレーン王国の王宮は、宗教色が強いのか紫色と黄色という変わった配色をしていた。
そして、王宮で働く人たちもメイド服ではなく、皆、紫色に黄色のラインが入ったロングスカートのような服を着ている。
セルシオと私が通ると、膝を曲げて、両手を胸に手をあてお辞儀をしてくる。
そのお辞儀の仕方も独特で、他国とは全く違う文化を持っているようだ。
この国で14歳まで育った姉が、他国の礼法を完璧に身につけて優雅に振る舞っていた事に気が付かされる。
「セルシオ・カルパシーノです。本日はお招き頂きありがとうございます。アリアドネ女王陛下はどちらにいらっしゃいますか? 少しお話しできればと存じます」
セルシオの存在を確認すると姉がいるという控え室に案内された。。
純白のウェディングドレス姿で紫色の王冠をかぶっている姉は息を呑むほど美しかった。
淫猥で寝台で君主を惑わせてきた悪女⋯⋯そんな彼女はどこにもいなかった。
清廉潔白、一点の曇りもなく国の未来を見据える君主の瞳。
その清らかさに、私は自分が神なら彼女に神聖力を授けるだろうと思った。
「アリアお姉様、お会いしたかったです」
私は彼女を抱きしめ、ありったけの神聖力を送った。
「温かいわね⋯⋯」
柔らかく微笑む姉が美しい。
彼女のことも私は理解できていなかった。
彼女が本当に望んでいるのは、シャリレーン王国の再建だ。
それなのに、3カ国を滅ぼしてきた彼女を悪女であると私が決めつけていた。
だからこそ、カルパシーノ王国が滅ぼされそうになった時に彼女が暗躍していると決めつけた。
実際、過去の彼女がどう思っていたかなんて私には分からない。
でも、今美しく清らかな彼女が本当のアリアドネ・シャリレーンなのだと思う。
「アリアお姉様、実は帝国のお土産があるんです。パレーシア帝国は本当にお菓子帝国でした」
今日、この国の女王になるアリアドネ・シャリレーンと似ているからだろう。
シャリレーン王国の王宮は、宗教色が強いのか紫色と黄色という変わった配色をしていた。
そして、王宮で働く人たちもメイド服ではなく、皆、紫色に黄色のラインが入ったロングスカートのような服を着ている。
セルシオと私が通ると、膝を曲げて、両手を胸に手をあてお辞儀をしてくる。
そのお辞儀の仕方も独特で、他国とは全く違う文化を持っているようだ。
この国で14歳まで育った姉が、他国の礼法を完璧に身につけて優雅に振る舞っていた事に気が付かされる。
「セルシオ・カルパシーノです。本日はお招き頂きありがとうございます。アリアドネ女王陛下はどちらにいらっしゃいますか? 少しお話しできればと存じます」
セルシオの存在を確認すると姉がいるという控え室に案内された。。
純白のウェディングドレス姿で紫色の王冠をかぶっている姉は息を呑むほど美しかった。
淫猥で寝台で君主を惑わせてきた悪女⋯⋯そんな彼女はどこにもいなかった。
清廉潔白、一点の曇りもなく国の未来を見据える君主の瞳。
その清らかさに、私は自分が神なら彼女に神聖力を授けるだろうと思った。
「アリアお姉様、お会いしたかったです」
私は彼女を抱きしめ、ありったけの神聖力を送った。
「温かいわね⋯⋯」
柔らかく微笑む姉が美しい。
彼女のことも私は理解できていなかった。
彼女が本当に望んでいるのは、シャリレーン王国の再建だ。
それなのに、3カ国を滅ぼしてきた彼女を悪女であると私が決めつけていた。
だからこそ、カルパシーノ王国が滅ぼされそうになった時に彼女が暗躍していると決めつけた。
実際、過去の彼女がどう思っていたかなんて私には分からない。
でも、今美しく清らかな彼女が本当のアリアドネ・シャリレーンなのだと思う。
「アリアお姉様、実は帝国のお土産があるんです。パレーシア帝国は本当にお菓子帝国でした」