執拗に愛されて、愛して
「あ、結ばない方がいいよ今日。」
「は?何でよ。」
ベッドから話しかけてくる雅に問いかけると私の首の後ろを指していて、意味が分からず首を傾げる。
「マーキングしといた。」
思わず指された箇所を手のひらでおさえる。
なんて微妙な位置に!というかそんな形で人の楽しみを奪っていくなんて!と雅を睨みつける。
うなじと言われてもどの辺なのか分からないから、ヘアセットが出来ない。
「何してくれてんのよ。」
溜息を吐いて、仕方なく今日は巻くだけにする。髪が長くなってきていたから、仕事中結ばないと邪魔になるし、意外と髪を結べないことが困る。
「割り切った関係でいいとは言ったけど、浮気とか誰かに目つけさせたくないし。夏帆が自由にする分俺も好き勝手やるから。」
「あんたじゃあるまいし誰彼構わず行かないわよ。言ったでしょ、今から1から関係性作ったりするの面倒だって。」
温まったヘアアイロンで髪を軽く巻きながら、雅に返事をする。
浮気するくらいなら雅以外のきちんとした相手を探しているに決まっている。
セットを終えて、仕事の鞄を持つとベッドに座っている雅の方に改めて向き直す。
「家に居てもいいし、鍵も自由にしていいけどきちんと戸締りだけしてね。私はもう出るから。」
それだけ言い残して玄関に向かうと、上半身裸の雅が後ろを着いてくる。雅が気になって、少し振り向いた。
「⋯何?」
そう問い掛けた後、雅は少しだけ笑って肩を掴んできて、そのまま軽く触れるだけのキスをする。
「行ってらっしゃい。」
「⋯行ってきます。」
こんな付き合いたてのカップルの様なやりとりをまさか雅とすることになるとは思わなくて、思わず赤面した。バレない様に急いで靴を履いて、家から出て行く。
意外とこんな朝も悪くないかも、なんて思ってしまっている自分も居て、それにも少し驚いていた。
「は?何でよ。」
ベッドから話しかけてくる雅に問いかけると私の首の後ろを指していて、意味が分からず首を傾げる。
「マーキングしといた。」
思わず指された箇所を手のひらでおさえる。
なんて微妙な位置に!というかそんな形で人の楽しみを奪っていくなんて!と雅を睨みつける。
うなじと言われてもどの辺なのか分からないから、ヘアセットが出来ない。
「何してくれてんのよ。」
溜息を吐いて、仕方なく今日は巻くだけにする。髪が長くなってきていたから、仕事中結ばないと邪魔になるし、意外と髪を結べないことが困る。
「割り切った関係でいいとは言ったけど、浮気とか誰かに目つけさせたくないし。夏帆が自由にする分俺も好き勝手やるから。」
「あんたじゃあるまいし誰彼構わず行かないわよ。言ったでしょ、今から1から関係性作ったりするの面倒だって。」
温まったヘアアイロンで髪を軽く巻きながら、雅に返事をする。
浮気するくらいなら雅以外のきちんとした相手を探しているに決まっている。
セットを終えて、仕事の鞄を持つとベッドに座っている雅の方に改めて向き直す。
「家に居てもいいし、鍵も自由にしていいけどきちんと戸締りだけしてね。私はもう出るから。」
それだけ言い残して玄関に向かうと、上半身裸の雅が後ろを着いてくる。雅が気になって、少し振り向いた。
「⋯何?」
そう問い掛けた後、雅は少しだけ笑って肩を掴んできて、そのまま軽く触れるだけのキスをする。
「行ってらっしゃい。」
「⋯行ってきます。」
こんな付き合いたてのカップルの様なやりとりをまさか雅とすることになるとは思わなくて、思わず赤面した。バレない様に急いで靴を履いて、家から出て行く。
意外とこんな朝も悪くないかも、なんて思ってしまっている自分も居て、それにも少し驚いていた。