執拗に愛されて、愛して
 それからも、1週間に1度バーに顔を出していた。大体行く日は金曜日の週末で、仕事終わりすぐに向かうとお店はまだすいているので、ゆっくりとお酒を楽しめる。行く前には必ず雅に行くと連絡をしてから行く様にしている。

 お店に到着してドアを開けると、中には玲くんも雅も居て2人でカウンターの中からお出迎えしてくれる。


「あ、夏帆ちゃん。いらっしゃい。」


 玲くんが優しい笑顔で出迎えてくれ、そんな姿に癒され「玲くん」と笑顔で手を振る。


「おいこら、俺は無視か。」


 不服そうな雅に少し笑って、いつもの席が空いていたからそこにいつも通りに腰掛けた。


「あんたとは定期的に連絡取ってるでしょ。」


 バーに行かない日だってなんてことない連絡を取り合っていたりもする。平日の真ん中にバーに来いと誘ってくる日すら時々あるし、そんな時は気分が乗れば行くし、乗らなければ行かない。

 再会してから日が経ったけれど、私と雅は良い友人関係を築いていた。
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