執拗に愛されて、愛して
「そんな怒んなよ、良さそうに喘いでたじゃん。」

「怒るな?良さそうに喘いでた?本当に今言うべき言葉なの?最低。」

「男女で何も無いって本気で思ってたわけ?多分昨日の状況だったら玲にすら食われてるよ。」

「玲くんを持ち出してこないで。そもそもあんたと玲くんじゃ訳が違うから。」


 そのままベッド脇に落ちている雅の服を拾って思い切り投げつける。今はこの男と話したくないし、1分1秒でも、早くこの場を去ってほしい。


「早く荷物持って帰って。」

「律儀に物はくれんだ?」

「いらないからよ、そんでそのまま2度と顔見せないで。」


 こんな男に少しでも気を許した自分の馬鹿さ加減に呆れる。2度とこんな最低で最悪な男相手に惨めな思いにさせられたくない。
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