お守りに溺愛を込めて~初恋は可愛い命の恩人~
「あぁ、俺は一度だって奈都子を裏切るようなことは絶対にしないから」
「うん、わかってる」
なんて響と微笑みあっていると、川嶋さんが叫ぶように言う。
「じゃ、じゃあこの折り紙は何なのよ!これって絶対に響さんのお守りでしょ!?」
まだ諦めないらしく、私達にそのお守りを突き出して「ほら!」と見せつけてきた。
…あぁ、やっぱり…
「それ、昔、私が響にあげたのとは違うと思いますよ」
「え?」
「中、見ましたか?」
「…見てないけど。糊付けしてあるし…」
彼女がそう言うと、響が「やっぱそうだ!」と大きな声を出した。
「どうしたの?響」
「いや、そのお守りの折り紙って実は」
と何かを言いかけた次の瞬間、甲高い女の子の声が重なった。
「あーっ!それ、ボクがなつこお姉ちゃんに作ったお守りー!」
ハッキリと通る高い声でそう言いながら私達の前にやってきたのは、香奏さんの娘さんの羽衣子(ういこ)ちゃん。
この春、小学生になったばかりで、一人称は『ボク』だけど、ツインテールの似合う可愛い女の子。
初対面の時からとても人懐っこくて、会う度にいつも何かしらの折り紙作品をもらっているの。
「羽衣子ちゃんが?」
「あぁ。あれ、羽衣子が作ったやつでさ、奈都子に渡してくれって、大阪からの帰りの新幹線で姉貴から預かったんだよ。ちゃんと鞄の外ポケットに入れたのに、家に着いて見たらなくなってたから、何かの拍子に落としたのかと思ってすぐに姉貴に連絡したら、羽衣子にすげぇ怒られたし」
「あたりまえでしょ!おじちゃん、大事なのはちゃんとしまうの!」
「はい、気をつけます。羽衣子、ごめんな」
「そうだったの……ありがとね、羽衣子ちゃん」
「ううん!あのね、また作ってきたからあとであげるね!」
「ありがとう、楽しみにしてるね」
「じゃあ、一緒に折り紙やろ!折り紙たくさん持ってきたよ!新しいのも作れるようになったんだから!」
「こら、羽衣子。奈都子ちゃんは花嫁さんだから今日は忙しいの。そんな時間はないのよ」
そう窘められて、ぶぅ、とほっぺを膨らませた羽衣子ちゃんに「いいよ、後で一緒に作ろうね」と声をかけ、母親である香奏さんにもお許しを頂こうと話してみた。
「香奏さん、せっかくですし、私も一緒に遊びたいのでいいですか?」
「そう…?ごめんね、忙しいのに…。羽衣子、じゃあ少しだけだからね」
「やったぁ!なつこお姉ちゃん、かわいいし優しいし、大好きー!」
なんて言ってもらえると本当に嬉しくて、うんと年の離れた妹みたいなの、ふふ。
「うん、わかってる」
なんて響と微笑みあっていると、川嶋さんが叫ぶように言う。
「じゃ、じゃあこの折り紙は何なのよ!これって絶対に響さんのお守りでしょ!?」
まだ諦めないらしく、私達にそのお守りを突き出して「ほら!」と見せつけてきた。
…あぁ、やっぱり…
「それ、昔、私が響にあげたのとは違うと思いますよ」
「え?」
「中、見ましたか?」
「…見てないけど。糊付けしてあるし…」
彼女がそう言うと、響が「やっぱそうだ!」と大きな声を出した。
「どうしたの?響」
「いや、そのお守りの折り紙って実は」
と何かを言いかけた次の瞬間、甲高い女の子の声が重なった。
「あーっ!それ、ボクがなつこお姉ちゃんに作ったお守りー!」
ハッキリと通る高い声でそう言いながら私達の前にやってきたのは、香奏さんの娘さんの羽衣子(ういこ)ちゃん。
この春、小学生になったばかりで、一人称は『ボク』だけど、ツインテールの似合う可愛い女の子。
初対面の時からとても人懐っこくて、会う度にいつも何かしらの折り紙作品をもらっているの。
「羽衣子ちゃんが?」
「あぁ。あれ、羽衣子が作ったやつでさ、奈都子に渡してくれって、大阪からの帰りの新幹線で姉貴から預かったんだよ。ちゃんと鞄の外ポケットに入れたのに、家に着いて見たらなくなってたから、何かの拍子に落としたのかと思ってすぐに姉貴に連絡したら、羽衣子にすげぇ怒られたし」
「あたりまえでしょ!おじちゃん、大事なのはちゃんとしまうの!」
「はい、気をつけます。羽衣子、ごめんな」
「そうだったの……ありがとね、羽衣子ちゃん」
「ううん!あのね、また作ってきたからあとであげるね!」
「ありがとう、楽しみにしてるね」
「じゃあ、一緒に折り紙やろ!折り紙たくさん持ってきたよ!新しいのも作れるようになったんだから!」
「こら、羽衣子。奈都子ちゃんは花嫁さんだから今日は忙しいの。そんな時間はないのよ」
そう窘められて、ぶぅ、とほっぺを膨らませた羽衣子ちゃんに「いいよ、後で一緒に作ろうね」と声をかけ、母親である香奏さんにもお許しを頂こうと話してみた。
「香奏さん、せっかくですし、私も一緒に遊びたいのでいいですか?」
「そう…?ごめんね、忙しいのに…。羽衣子、じゃあ少しだけだからね」
「やったぁ!なつこお姉ちゃん、かわいいし優しいし、大好きー!」
なんて言ってもらえると本当に嬉しくて、うんと年の離れた妹みたいなの、ふふ。