君と始める最後の恋
「…聞いてた?」
「い、いいえ!?まさかまさか…ハハハ…。」
一ノ瀬先輩の不機嫌そうな声に本当の事など言えず、思わず嘘を吐いてしまった。
やばい、変な汗かいてきた。
一ノ瀬先輩はじっと私の事を見つめると、片手でギュッと頬を挟んでくる。
「ひゅっ…。」
「正直に答えろ、桜庭 郁。」
一ノ瀬先輩は怪しく口元に弧を描いている。そんな迫力のある問い詰め方されちゃ素直に白状するしかない。
「…ごめんなさい、聞くつもり無かったんですけど…。」
「嘘吐くならせめて上手に吐きなよ。へたくそ。」
「それはもう本当ごもっともで。」
ぐうの音も出ない。
呆れた様に一ノ瀬先輩は私の頬から手を離すと先輩も壁に凭れ掛かって腕を組む。
「で?君は何してたわけ、ここで。」
「飲み会がカオスになって御手洗を理由に抜けてきた所です。」
「ああ、酷いよねあれ。動画でも取っとけば?弱み握っとけるよ。」
「…一ノ瀬先輩よく性格悪いって言われません?」
「君はよく馬鹿って言われない?」
ああ言えばこう言う先輩。言い負かされた私にふんっと鼻で笑ってこちらを見下ろしてくる。クソガキ感漂うそんなお顔も大人っぽいのうらやましいですね?、なんて心の中でバカなことを考えていた。
「い、いいえ!?まさかまさか…ハハハ…。」
一ノ瀬先輩の不機嫌そうな声に本当の事など言えず、思わず嘘を吐いてしまった。
やばい、変な汗かいてきた。
一ノ瀬先輩はじっと私の事を見つめると、片手でギュッと頬を挟んでくる。
「ひゅっ…。」
「正直に答えろ、桜庭 郁。」
一ノ瀬先輩は怪しく口元に弧を描いている。そんな迫力のある問い詰め方されちゃ素直に白状するしかない。
「…ごめんなさい、聞くつもり無かったんですけど…。」
「嘘吐くならせめて上手に吐きなよ。へたくそ。」
「それはもう本当ごもっともで。」
ぐうの音も出ない。
呆れた様に一ノ瀬先輩は私の頬から手を離すと先輩も壁に凭れ掛かって腕を組む。
「で?君は何してたわけ、ここで。」
「飲み会がカオスになって御手洗を理由に抜けてきた所です。」
「ああ、酷いよねあれ。動画でも取っとけば?弱み握っとけるよ。」
「…一ノ瀬先輩よく性格悪いって言われません?」
「君はよく馬鹿って言われない?」
ああ言えばこう言う先輩。言い負かされた私にふんっと鼻で笑ってこちらを見下ろしてくる。クソガキ感漂うそんなお顔も大人っぽいのうらやましいですね?、なんて心の中でバカなことを考えていた。