君と始める最後の恋
私の作業が若干遅れて先輩に、先にお店で待っててもらう事にした。
一緒に出て一緒に向かう所を見られるのもだし、と配慮した。なんて事を言っているが、単純に私の仕事が遅かった。
お店に入っててもらう様にまで連絡を事前にしておいて、急いで今の作業を進める。私の仕事が遅い理由で一ノ瀬先輩を外で長く待たせるわけにはいかない。
「もう!郁先輩!私やっとくんで行って下さい!待ち合わせ時間過ぎてます!」
「志織ちゃんを置いていけないよ~!」
「置いていかれても死なないので早くってば!」
志織ちゃんに怒られながらファイルを取られる。本当後輩にフォローしてしまうなんて情けなさすぎる。
志織ちゃんに甘えて帰り支度をバタバタとしていると、一ノ瀬先輩の向かいのデスクの小川くんとパチっと目が合って少し吃驚した。もしかして資料室でのあれ見てたから、私が先輩を好きってバレてる!?そうだとしたら大分気まずい…。
「…え、と、どうかした?」
そう探る様に笑顔を向けると「…いえ、何でも。」と呟いてふいと目を逸らされる。そんな小川くんの態度に違和感を感じたけれど、今は一ノ瀬先輩を待たせてしまっているため、急ぐのが最優先だった。
一緒に出て一緒に向かう所を見られるのもだし、と配慮した。なんて事を言っているが、単純に私の仕事が遅かった。
お店に入っててもらう様にまで連絡を事前にしておいて、急いで今の作業を進める。私の仕事が遅い理由で一ノ瀬先輩を外で長く待たせるわけにはいかない。
「もう!郁先輩!私やっとくんで行って下さい!待ち合わせ時間過ぎてます!」
「志織ちゃんを置いていけないよ~!」
「置いていかれても死なないので早くってば!」
志織ちゃんに怒られながらファイルを取られる。本当後輩にフォローしてしまうなんて情けなさすぎる。
志織ちゃんに甘えて帰り支度をバタバタとしていると、一ノ瀬先輩の向かいのデスクの小川くんとパチっと目が合って少し吃驚した。もしかして資料室でのあれ見てたから、私が先輩を好きってバレてる!?そうだとしたら大分気まずい…。
「…え、と、どうかした?」
そう探る様に笑顔を向けると「…いえ、何でも。」と呟いてふいと目を逸らされる。そんな小川くんの態度に違和感を感じたけれど、今は一ノ瀬先輩を待たせてしまっているため、急ぐのが最優先だった。