兄妹を超えた恋

「…そうだね…あ、もう英文学室だね。あ、座席票があるね。いこ?」
京が言った。
「うん。いこうか。」
美海が言って、黒板のとこまで言った。
「おーい、慎。お前の席、1番後ろだぞ～!窓側の席の隣。」
飛鳥が言った。
「おー、サンキュー。」
慎が一番後ろの窓側の席の隣に座った。
「あ、美海窓側の一番後ろだよ!」
有川睦（アリカワムツ）が言った。
「睦ありがと～!!じゃぁ、京。授業のあとでね＾＾」
美海はそういうと、窓側の一番後ろに座った。
「亜貴チャンって子が慎のことが好きなんだって。」
美海が慎に言った。
「オレ、化粧濃い人苦手だから；興味ないし。」
慎が呆れ気味に言った。
「美海もお勧めしない。出会い系サイトとかで知り合った人とやってるみたい。何回も補導されてるし。おじさんが言ってたのをたまたま聞いた。一応、ここ進学校だし。レベルは高いけど…たぶん、停学か退学ね。」
美海が言った。
「あぁ…だろうな。」
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
「美海、号令。」
沖田総（オキタソウ）先生が言った。
「あ、はい。きりーつ、きをつけー、れー、ちゃくせーき。」
美海が号令をかけた。
「たぶん、みんなわかったろうが…これは、成績順に席を決めている。一番成績がいい美海が窓側の一番後ろの席だ。次が慎。まぁ、順にやってけばわかるだろう。一番成績が悪いのは…教卓の前の席だ。まぁ、それはいいだろう。それじゃ、授業を始めるぞー。ノートとれー。」