さくらびと。美桜 番外編(2)
「明日の朝食に和菓子を持ってくるよ。好きだったろ?」






裕紀の声が遠くに聞こえる。





美桜は天井を見つめたまま小さく頷いた。







最近は眠気と倦怠感が常につきまとうようになっていた。







「ありがとう。でも無理しないでね」








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