年上彼女と年下俺様
まぁあたしは定員で響は客だもん。



過剰サービスしてるわけでもないし。



「さぁ?」

「まぁイイや。寒くね?」

「寒い…。」

「中行こう。」

「イヤ!!」



中に入ったら拓海かあの女がいるかもしれない…。



今は顔見たくないよ…。



「裏にいれば会わない。ほら立って。」

「ヤダぁ~…。」



無理矢理立たされたあたしは裏口からズルズルと引きずられるようにして中にいれられた。



連れていかれたのはDJブースの中…。



初めて入った…。



こうなってるんだ…。



「女!?」

「遥、何か暖かいの飲みたいから頼んで?」

「2つ?」

「ん。」

「持って来てやる。」



この人は知ってる…。



いつも回してる人だ…。



「座りな。」

「あ、うん…。」



後ろにあったソファーに座ったら響が近くにあった上着を貸してくれた。



イイ匂いがする…。



「で?どうする?」

「何が…。」

「慰めてほしい?」



慰め…。



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