年上彼女と年下俺様
シェフの作る物はかなりおいしい。



全店舗安田シェフを基準にしてるくらいだから…。



ベジタブルケーキうまいし…。



「ねぇシェフ。」

「俺の名前。勇馬。シェフって呼ぶな。」



初めて知った…。



シェフに合ってる…。



「上司だもん…。」

「俺は部下として見てねぇし。哲平はてっ君って呼んでる。」



もう~…。



なんでこんなにストレートなんだろう…。



「じゃあ安田さん、あたしを諦める事はないの?」

「ねぇよボケ。」

「一言余計!!」

「食ったなら早く仕事しろ。」



キツイ人…。



でもたまに優しい…。



あたしなんかに執着しなきゃイイ彼女できるのに…。



「相当好かれてんね。」

「ね~…。どうしよ…。あたしお店辞めたくないしさ…。」

「安田さんも辞めねぇっしょ。」



悩みを聞いてくれるのはてっ君だ。



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