年上彼女と年下俺様
戻って来て当たり前だったんだ…。



「ん~!!おかえり!!」

「苦しい~…。」



起き上がって抱きしめた里佳チャンは少し海の匂いがした。



1日しか離れなかったのに3日も離れた気分…。



「ねぇ響、ご飯作って?」

「じゃあ先に風呂入れば?」

「そうする!!」



好きな人のために何かしてやりたいって安田の気持ちがわかったかも。



うん、俺も里佳チャンに何かしてやりたくなる。



俺が作ったカレーですらイイ顔して食ってくれて…。



餌付けしてた安田の気持ちってこんな感じだったのか…。



「明日までだね、休み。」

「里佳チャンも休みだっけ?」

「うん!!何する!?」

「1日裸で過ごす。」

「バッカじゃないの!?」



マジなんだけど…。



ちょっと嫉妬してんだ俺。



安田に見せてたその笑顔に。



これからは俺だけのもんな?



帰って来てマジよかった~…。



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