年上彼女と年下俺様
【響】



腐りまくって昼寝して…。



夕方に愛しい人の声で目覚めた。



「ただいま。」

「里佳チャン…。」

「1日部屋着で過ごしたの!?」

「うん…。」



里佳チャンが戻ってきた…。



長い1日だった…。



ソファに寝転がる俺の上に里佳チャンを乗せた。



「髪も寝癖つきまくりだよ?」

「何も手に付かなかったから…。チュウしてよ。」

「ん。」



里佳チャンだ…。



マジでおかえり…。



もう安心してイイよな?



「おみやげ!!」

「何?」

「お揃いのストラップ!!空港で見つけたの!!」

「お揃いとかって…。里佳チャンらしい。ありがと。」



この腕の細さ…。



髪の長さ…。



里佳チャンだ~…。



「もう帰って来ないかと思った…。」

「何で?あたしの居場所は響だよ?」



そうだったな…。



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