年上彼女と年下俺様
あの声とあの感触とあの匂いが近くにないだけでこんなにも寂しくなる。



あたし、どれだけ響が好きだったのか要約気付いた…。



部屋のスペアキーはお互いに持ってるけど迂闊に響の部屋には行けない状況…。



カメラで撮られちゃうから…。



『スキャンダルで注目されても嬉しくねぇ…。』



ボソッと呟いた響の言葉があたしを余計我慢させてるのは事実…。



でもあたしだって響に『大きくなれ』だなんて偉そうな事言った…。



ごめんね響…。



響も今戦ってるんだよね?



この空虚感と…。



毎日何食わぬ顔で働いて偉そうに振る舞って…。



でもかなりキツイ…。



響が普通の高校生だったらよかったのに…。



なんて思っちゃうあたしがいるんだ…。



性格悪いなあたし…。



連絡欲しいよ…。



皆が帰った後のお店で動けなくなるあたし…。



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