年上彼女と年下俺様
急な来店…。



目頭が熱くなる。



もう来ないと思ってた…。



「なんで…。」

「半日オフ。」

「ウソ…。」



1週間ぶりに見る響はなんだか大人になったような気がした。



泣いちゃダメ…。



あたしは店長。



「店長、在庫チェックしてください。」

「さっきしたんだけど…。」

「もう1回!!5分で戻ってくださいよ!!」



スタッフも気にしてくれてたんだ…。



あたしが泣きそうになってるから…。



気使ってくれてる…。



倉庫に入って泣いた。



嬉し涙…。



3分で外に出る為にドアを開けた瞬間…。



最近感じてなかった暖かい体温に包まれた…。



「見てらんねぇ…。」

「待って…。」

「まだ忘れらんねぇんだよ…。」



安田さんに抱きしめられてる…。



パタンと閉まった倉庫のドアに心臓がバクバクした…。



「マジ好き…。俺ならお前にそんな顔させねぇから…。だから俺んとこ来いよ…。」



安田さんが…。



暖かい。



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