推しが隣に引っ越してきまして 〜月の裏がわ〜
佑月さんが俺を見る。
「俺はお前の、巧の味方だよ。」
俺はもう、ボロボロ泣いていた。
「あ、佑月がうちのエリート泣かした。」
亮さんが口を挟む。俺の前に箱ティッシュをスライドさせる。
「お前はさっきからエリートエリートうるさいな」佑月さんが亮さんを向く。
「うわっ、ご飯粒飛んできたきったねぇ~!」
「うるせえなお前は小学生か。」
佑月さんが、亮さんの腕をなめようとする。
「ギャー!」
「やるわけねえだろアホが。」