推しが隣に引っ越してきまして 〜月の裏がわ〜
運ばれてくる料理は、どれも美味しそうで、おしゃれ。
「ちょっとずつやのに、お腹に溜まるな」亮ちゃんが萌香ちゃんに言う。
『なんやそれ』
『食い慣れてるんちゃうんこんな料理』
『言い方笑』
『等身大で好感ありますね。笑』
萌香ちゃんが頷く。「はい、めっちゃ美味しいです!」
亮ちゃんが、ナントカのソテー、をナイフで切りながら、「ずっと敬語やんな。」って萌香ちゃんを見る。「タメ口で話してみて」亮ちゃんが優しい表情で言う。
「あ、うん。わかった。」
頷いて、もぐもぐする萌香ちゃん。
『ぐわぁ』
店員さんに注がれたシャンパンを飲む亮ちゃん。
それを見て、萌香ちゃんもシャンパンを飲む。
「……美味しい?」
亮ちゃんが萌香ちゃんに聞く。
萌香ちゃんが、うん。って頷く。
それを見てにこってする亮ちゃん。
ちょ、ちょ、ちょっと待てい!!!私は、テレビの前で頭を抱える。5歳下の女の子に向けられる亮ちゃんの目が優しすぎる……!!亮ちゃんのお兄さん感が際立って、本当にしんどい。歳の差万歳。