イケメン社長からの溺愛が止まらない
一難去ってまた一難。
2人が出ていったすぐ後に部屋に入ってきたのは、西園寺さんだった。
西園寺さんは私の姿を見ると、一瞬目を見開いたが、すぐに笑顔に変わる。
「可哀想に……。だから私の言うことは聞いておいた方が良かったのに。でもこれで、悠斗と離れる覚悟はできたでしょ」
「……で、でき、ません……」
「はぁ?」
一層低い声が聞こえ、肩がビクッと震えるが、ここで引くわけにはいかない。
商店街で乃亜と会った時に思った……。
神楽さんのことを誰にも渡したくないと……。
この人の隣にいたい……。
「生意気なこと言ってんなよっ!!」
首元を掴まれ、体を起こされる。
その勢いのまま、ガンッと壁に押し付けられた……。