イケメン社長からの溺愛が止まらない
そこからはあの頃の地獄が戻ってきたような感覚だった……。
「人の婚約者取るとか、信じらんない」
「どうせ体でも売ったんでしょ」
「あんたがいなくなって、せいせいしてたのに!」
暴言を言われながら、腕を、足を、お腹を蹴られる……。
しばらく感じることのなかった痛み……。
……せっかく傷跡が薄くなってきたのに……。
結局、私はこうなる運命で……逃げられない……。
「……も、もうやめてください……」
私の小さな声は、2人に届くことはなく、消えていく。
それが終わったのは、外が完全に暗くなってから……。
2人は『良いストレス発散ができた』と、清々しい顔をして、部屋から出ていった。
部屋の中には、私の苦しい息遣いだけが聞こえる……。