イケメン社長からの溺愛が止まらない
驚いて目を見開いている私に対して、神楽さんはニコニコとして自分の口を指さしている。
こ、これは……逃げられない……。
意を決して私はお肉を一つ箸に取ると、震えそうな手をなんとか押さえて、その口の中に入れた。
「ん、うまい」
「……っ」
神楽さんは満足そうな表情で言っているけど、私は今すぐにここから逃げ出したい気持ちだった。
その気持ちに追い打ちをかけるように……。
「見た?今の悠斗の顔」
「見た。あんなデレデレした悠斗、初めて見た」
コソコソと聞こえる会話の方に目を向けると、みんなが私たちのことを見ていた。
……み、見られてた……っ!?
恥ずかしすぎて、私は俯いて、しばらく顔を上げることが出来なかった。