イケメン社長からの溺愛が止まらない
驚いて言葉を失っていると、パッと悠斗くんが私から離れた。
「悪い。怖がらせたいわけじゃないから。莉子がいるだけで充分だから。気にすんな」
そう言って私から離れて、どこかへ歩いて行く。
違う……。
言葉にする前に、体が勝手に動いて、悠斗くんの腕を掴んだ。
「違う!怖いわけじゃない。ただ、びっくりして……」
「無理しなくていいから」
「無理もしてない!」
首を必死に横に振る。
「……いいよ、私を悠斗くんにあげる……」
落ち着いてそう言えば、悠斗くんが目を見開いた。
そして、その胸の中に飛び込んでギュッと抱き着いた。
驚きながらも、私の背中に手を回してくれる悠斗くん。
「……あげる……」
噛み締めるようにもう一度言うと、お姫様だっこされた。