イケメン社長からの溺愛が止まらない
楽しみは少しの間、お預けということ……。
でも、ゆっくりと準備をする時間があるので、少しだけ有難い部分もあるけど……。
「……ただいま、莉子」
集中して雑誌を読んでいると、頭上から聞こえた声と同時に、ふわっと温かく包まれる。
顔を上げると、悠斗くんの姿。
「…びっ……くりした……」
「そんな集中して何見てんの?」
今まで玄関の音が聞こえると、毎回小走りで玄関に向かっていた。
だけど、今日は全く聞こえなかった……。
悠斗くんは、私が玄関まで来なかったことに、少しだけ拗ねているような口調で問いかけてきた。
「……バレンタインの……」
「そう言えば、何作ってくれんの?」
「それは内緒」
そこだけは隠したい。
私が顔をプイと背けると、グイッと顎を掴まれて、顔を向けさせられる。
「なら、いい」
と言って、悠斗くんは私の唇をキスを落とした……。