イケメン社長からの溺愛が止まらない

……神楽さんのお姉さん……。

なら、ここの合鍵を持っていても頷ける。



「私のことは名前で呼んで、莉子ちゃん!ここに来たのは、そろそろ実家に顔を出せって言いに来たんだけど……まぁ莉子ちゃんに会えたからいっか」



私に会えたから良い……?

それは一体どういう意味なんだろう……?

光里さんはスマホを手短に操作すると、慣れた手つきで紅茶を入れてソファーに座り、私にも座るように促した。



「じゃあ、悠斗が帰ってくるまで莉子ちゃんと悠斗の話でも聞かせて!」



ワクワクとした表情でそう言われてしまうと、嫌だとは言えない。


それから約1時間。

私と光里さんは、紅茶を片手に雑談をして過ごした。

光里さんは、普段の神楽さんの様子を教えてくれたり、家族構成なんかも教えてくれた。

お姉さんの他に、お兄さんと弟がいるということが分かった。

光里さんの話を聞きながら、1ヶ月一緒に住んでいたのに神楽さんのことを何も知らなかったということに気づいた。

神楽さんが忙しくてそういった話をする時間が無かったとも言うけど……。

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