イケメン社長からの溺愛が止まらない
依月さんのフォローに、斎藤さんは嫌そうな顔をし、私は曖昧に頷いた。
「楽しんできて!」
太陽な笑顔で言われると、眩しすぎて何も言えなくなる……。
楽しむ余裕なんて……あるのかな……?
今から緊張で、心臓が口から出そうなんですけど……。
光里さんや依月さんは、温かく迎え入れてくれるって言ってくれたけど、もしも、どこの誰かも知らない私のことを嫌だと感じてもおかしくない。
だって私には、神楽さんたちには言えていないことがたくさんあるんだから……。
むしろ言えていることの方が少ない……。
出ていってほしいと、うちの息子のそばにいないでと言われたら……。
そしたら、また私は、居場所を失う……。
考えれば考える程、ネガティブなことが浮かんできて、それから数日まともに寝ることが出来なかった。